双極性感情障害(躁うつ病)を抱えながら仕事を続けているわけだけど、薬に頼らないとどうしても日常生活に支障が出てしまう。
僕の場合は広汎性発達障害もあるので、そちらの治療薬を将来的には飲むことになっているのだが、抑うつ傾向が強いために現在はうつの治療に専念しているところだ。
発達障害より躁うつ病の治療が優先
現症の診断は「双極性感情障害」(F31.3)。双極性感情障害かつ軽傷または中等症のうつ病エピソードを持っているという状態だ。
既存障害の広汎性発達障害にはADHDの治療薬である「コンサータ」(メチルフェニデート塩酸塩)や「ストラテラ」(アトモキセチン)が有効とされているが、主治医によると効果の強い抗うつ薬と併用するのはなるべく避けたほうがいいという。
具体的には、抑うつ傾向に処方されている「リフレックス」(ミルタザピン;NaSSA)との併用を避けたいということだった。
発達障害の症状も辛いのだけど、うつ状態を改善しないと何もできないので仕方がない。
2018年6月現在の治療薬
ドグマチール錠(50mg;1日3回)
「胃の粘膜や血行を良くして正常な状態にしたり、気持ちを落ち着かせる」効果がある。
もともとは胃薬として開発されたものらしい。
デパケンR錠(100mg;1日3回)
「けいれん等の症状を改善したり、気持ちを落ち着かせたり、片頭痛が起こるのを抑える」効果がある。
抗てんかん薬に分類されるデパケンは気分の波を抑えてくれ、特に躁状態に効くということだった。
僕は小児期に「複合型熱性痙攣」を発症し、小学校に上がるころまで「ルミナール」という抗けいれん薬を飲んでいた時期もある。
デパス錠(0.5mg×2;1日3回)
「気持ちを落ち着かせたり、神経の緊張や不安をやわらげ、頭痛や肩こりを改善する」効果がある。
以前は0.5mgを1錠×3回だったのだけど、イライラ感が強いために増量した。
眠気が強く出てしまうので適宜調整が必要。症状に合わせて増減し、寝る前に2錠を睡眠薬代わりに飲むよう指導されている。
リフレックス錠(15mg×2;就寝前)
「気持ちを楽にして意欲を高める」効果がある。
NaSSAと呼ばれる新型の抗うつ薬で、「レメロン」という名前の商品もある。
以前は「ジェイゾロフト」や「レクサプロ」といったSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)を飲んでいた時期もあったが、あまり効果が見られなかった。
リフレックスを抜いたときは本当にどん底に落ちたので、かなり効いてくれていたのだと思う。
ハルシオン錠(0.25mg;就寝前)
「寝付きを良くしたり、麻酔の効果を高める」効果がある。いわゆる睡眠導入剤。
ハルシオンだけだと眠れなかったので、効果が出ているかと言われるとよくわからない。
ロヒプノール錠(1mg;就寝前)
「寝付きを良くしたり、麻酔の効果を高める」効果がある。いわゆる睡眠導入剤。
作用時間の短い「レンドルミン」からの切り替え。中途覚醒が多かったことからロヒプノールを飲むようになった。
夜中に目が覚めることはなくなったのだけど、朝が全然ダメなのでどうしたものかと思っている。
自立支援医療費で1割負担
ドグマチールやデパスなどの薬にはジェネリック(後発医薬品)があるけれども、リフレックスのような新薬は薬価が高い。
僕は今年から自立支援医療費(精神医療)を利用しているので精神科の医療費が1割負担で済んでいる。
以前は3割負担だったので、薬代が高くて診察に行くのを躊躇ったほどだ。
中長期的に通院が必要であれば自立支援医療費の申請ができるので、役所の保健センターなどで確認してみるといいと思う。
うつ状態からなかなか抜け出せない
ひとによっては数ヶ月で寛解することもあると言われているけど、僕の場合はなかなか抜け出せていない。
仕事のストレスが非常に大きいので資金的な余裕があれば退職したいというのが本音。
仮にうつ状態が改善したとしても、広汎性発達障害を抱えながら生きていかなくてはいけない。
最近は「大人のADHD」「大人の発達障害」という言葉も認知されるようになってきたので、理解のある職場に巡り会えたらいいと思う。
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